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タイトル名
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メーカー、ブランド名
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総プレイ時間
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アメイジング・グレイス
-What color is
yourattribute?-
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きゃべつそふと
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15 〜 20 時間
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シナリオ
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グラフィック
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音楽
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キャラクター
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総合点数
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個人的評価
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A(24/30)
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B+(15/20)
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A(16/20)
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A(24/30)
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B+(79)
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B+
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初めに(前書き)
今回のレビューは アメイジング・グレイス -What color is
your attribute?- となりますが、本作はかなり ネタバレ を
注意しないといけないゲームとなっています。そしてこの先
では体験版の範囲は ネタバレとして扱わない 形で書いていく
関係で、勘のいい人は色々と察する事が出来る可能性を秘めて
います。そのため、予備知識完全ゼロでこのゲームをプレイ
したい人はこの先を読まない方がいいと警告しておきます。
これらの注意事項を理解した上で続きを読みたい方は一番
最後まで読んで頂けると幸いです。
総評
一部のグラフィックが気になった以外は全ての項目で高い
評価が出来るゲームですね。特にシナリオの最大瞬間風速は
名作 レベルといっていい出来でした。キャラクターもヒロイン
だけでなくサブキャラクター達にもスポットを当てる機会が
あり、これがシナリオに生きてくるだけでなく各キャラへの
理解度をあげる役割を果たしていました。音楽の部分でも
冬やクリスマスを意識した多くの人が一度は聞いた事のある
曲があってそれが作中の雰囲気によく合っていました。正直
グラフィックも別に駄目というほどの出来ではないので、総合
点数を 80 点以下にしている事に違和感がある人もいるかも
しれませんが、これはシナリオとキャラクターで 突き抜ける
部分が足らなかった事が原因です。これはそれぞれの項目で
詳しく書きます。まとめとしてクリスマスの時期の雰囲気を
独自の世界観で表現しながらも、質の高い伏線回収を見せて
くれたゲームでした。割と多くの人におススメ出来ますが
突き抜け切らなかった部分があるので、そこが人によっては
過大評価と言われる可能性もあるかも知れませんね。ですが
名作 とまでは言えずとも 良作 である事は間違いないと
言い切れるゲームではありました。
あらすじとプレイについて
記憶を失くした主人公のシュウは中世の西洋を思わせるような
芸術を重視する独自の世界観を持つ町で目覚める。様々な人に
助けられながら町の学院に学生として編入し、楽しい日々を
過ごしていた。しかしそんな幸せはクリスマスの日に発生した
大火災により町とともに崩壊へと向かう。しかし崩壊する直前に
とある事情により主人公は 12 月 2 日へと時を戻す。大火災の
原因。運命への改変。繰り返す因果。様々な謎と世界の真実を
主人公は追い求める…(一部公式サイトより抜粋)
総プレイ時間は 1 周するだけなら 15 〜 20 時間ですね。
内訳は最初にオープニング曲が流れるまでが 1 時間半前後。
その後に体験版の終わる範囲までにプラスで 2 時間ぐらい。
後はサブキャラクター達を中心にしたエピソードとキリエと
サクヤとコトハの個別ルートが合計で 6 時間前後。そして
最後に今までの伏線回収にユネの個別ルートと+αで大体
5 時間前後。最後に各ヒロイン達のアフターストーリーが
合計で 3 時間ぐらいで終わりです。ただ、伏線回収部分を
もう一度見返したり、じっくりと考察しながら読んでいくと
更に 5 時間ぐらいはかかると思います。攻略順については
少し特殊で、キリエ→サクヤ→コトハ→ユネ の 順でとある
選択をすると彼女達のエンドを迎える形となります。そのため
上に書いた形でそのまま進めて、その後に各ヒロイン達の
アフターストーリーを見る形をおススメの攻略順とします。
まあ、キリエ→サクヤ→コトハ の 3 人のエンドを見ない
形で進めても何とかなりはしますが、あまりおススメ出来ない
のでほぼ固定といっていいですね。
シナリオ
私の感覚では、記憶を失くした主人公が学生生活を楽しみ
クリスマスの悲劇を体験して、それを回避するために様々な
体験をして、1 つの目標を定めるまでが共通ルートで、その
後に真実に少しずつ近づきながら各ヒロイン達と交流を深めて
行く部分が個別ルートという感じだと思っています。
何から書くか迷いますし、下手な事を書くと ネタバレ に
なりかねないのですが、最初に総評でも書いていた突き抜け
切らなかった部分について書こうと思います。このゲームは
ループものであり伏線回収の部分に高い評価出が来ます。ただ
その伏線回収に注力し過ぎた結果。ヒロインであるキリエや
コトハと主人公の 恋愛的な関係性の描写 がおろそかになって
いると私は感じました。難しい事を言っているのは理解して
いますが、そんな部分まで丁寧に描写して両立したゲームが
突き抜けた 作品 として評価されるのではないかと思います。
後はそうですね…個人的にとあるキャラクターに関する謎が
最後までハッキリしなかった事も気になりましたね。一応
恐らくそうじゃないかなと察する事は出来ますが、かなりの
重要人物と言ってもいいのにあの対応はどうかなと思います。
それと共通ルート部分の日常描写。ここは賛否が分かれそうな
ポイントですね。この日常を取り戻すために主人公は奔走する
訳ですが、主人公にとっては大切な物でもプレイする人には
そう感じないと、主人公の動機に共感出来なくなってしまう
恐れがあります。ここはもうプレイする人の感覚次第なんで
あまり文句を言っても仕方ないですが、こういった部分にも
こだわって描写して欲しいとは思います。とまあ、ここまで
否定的な事を割と書いてきましたが、それは更に上を目指せる
ポテンシャルがあったからこそ言いたくなるんです。そして
現状でも伏線回収の部分での 驚き は間違いなく 名作 クラス
だと言えます。ただ改めて色々と考えながらプレイした時に
気になる点が色々と出てきたんですよね。それらを考慮しても
私はシナリオの評価がこれで問題ないと思えるゲームです。
グラフィック
一枚絵や立ち絵では気にならなかったですが H シーンでの
乳の大きさの安定感のなさと違和感が気になりましたね。
それ以外は特に欠点は無かったですし芸術を意識して絵画を
いくつも用意したり背景の街並みの良さも評価出来ますね。
一枚絵では鑑賞シーンでのユネとサクヤの 2 段目の 4 枚は
どれもこれもシナリオの重要な場面で描写されていた物だった
ので印象に残っていますね。ただ、一番好きなのはやっぱり
サクヤの右から 2 番目の一枚絵ですね。まあこれは反則だと
思います。これが 全く印象に残らない人 とはこのゲームで
語り合う必要なないと言っても過言ではないです。それぐらい
印象に残りとても好きな一枚絵です。ここまで割と高い評価を
していながらこの評価にした事に違和感を持つ人もいるかも
知れませんが、やっぱりもうワンランク上の 綺麗さ あるいは
凄さ という点と最初に書いた気になった部分の事を考慮して
今回はこの評価にしています。そのため私が気になった所に
違和感がなければ人によってはもう一段上の評価でも全然
おかしくはないですね。
音楽
まず、Jingle Bells や We Wish You A Merry Christmas
のような一度は聞いた事がある曲を用意している事に驚き
ましたね。これらの曲を聞けば、やはりクリスマスを意識
します。ただそんな曲達を抑えて Amazing grace が私は
ずば抜けて印象に残っています。このゲームのタイトルでも
ありますが、覚えていてね の BGM からこの曲へと変わる
流れは 完璧 でしたね。もうここは曲の使い方の 上手さ に
脱帽です。そしてオープニング曲の コールドボイス や
エンディング曲の 夜明けの虹を越えて も良い曲でしたね。
特にサビの後のギターの音が流れてからの歌詞は本作の余韻を
感じられます。特に「時を巡るこの約束は夜明けの虹を今
超えて〜」の部分は印象的でした。
キャラクター
はい。一番好きなヒロインはサクヤ一択です。彼女の魅力を
書くと ネタバレ になりかねないのですが、そもそもユネ
以外のヒロインが勝負の場に立っていないと感じています。
弁明しておくとキリエやコトハが嫌いという訳ではないです。
ですが ヒロインとしての魅力 という点で考えるとキリエや
コトハは個別ルートでの魅力的な描写が弱いと感じます。特に
キリエの主人公への意識するきっかけがどうにも強引というか
納得出来なかったです。だからサクヤと勝負出来るヒロインは
ユネだけだと私は思っています。そのユネも主人公への好意を
高めていくシーンの描写が弱かったので、個人的にはサクヤに
及ばなかったかなと。ただ、誤解して欲しくないのはキリエや
コトハにユネに魅力がなかった訳では決してないです。ただ
恋愛ヒロイン としての描写が不十分だと言っているだけです。
さて、そんな 3 人のヒロインを押しのけたサクヤなんですが
実は見る人によっては 異常 に感じる人もいると思います。私は
初回プレイ時はそこまで思わなかったですが、改めて彼女が
主人公にした事を考えると異常と考える人がいても…まあ…
おかしくはないかなと。ただ、初回プレイ時のとある選択肢は
即答で彼女を選びました「この選択肢は駄目だろ」と思わず
声に出しましたからね。それぐらいインパクトがありました。
このシーンの少し前からのサクヤの言葉は本当に心を揺さぶる
だけでなく、BGM も良い仕事をしていました。体験版の時点で
色々と考えさせられる発言からどうなるかと思っていましたが
最終的には彼女の心からの主人公の事が好きという気持ちを
爆発させた叫びは心にグッと来ましたね。次に主人公ですが
判断が難しいですね。言動や行動に少し違和感があるのですが
それが記憶喪失関係に関わっているのかどうかが判断しずらい
ので。ただ、様々な思いを背負いながらも真実を求め進んで
行く姿は好感がもてると思いますけどね。さて。最後にサブ
キャラクター達についてですが、全てではないものの個別
ルート…という程のものではないですが各キャラ達を中心に
した描写が見られるので掘り下げに一役買っていましたね。
ここは評価出来るポイントです。その中では特にヨウジの
エピソードが印象的でしたね。主人公があんな発言をして
おきながら変わらず接してくれる彼がもし「敵」だったらと
考えるとプレイ中は気が気ではありませんでした。最終的に
どうだったかは ネタバレ になるので書けませんが、とりあえず
彼の印象が悪くなることは無かったとだけ書いておきます。
最後にキャラクターの評価が突き抜け切らなかった部分に
ついて書いて終わります。それは様々なキャラクター達の 活躍
です。キャラクターの評価は主人公やヒロイン達だけでなく
それ以外のキャラクターも大切だと思います。ここはあえて
「敵」としますが、本作でこの「敵」もキャラクターの評価に
関わる重要な役どころだと考えます。本作の「敵」については
ネタバレ になりかねないので、あまり多くを書くのは難しい
ですが、私はこのゲームの敵に 納得 を求めました。それは
多くの人を殺しかねないあの出来事を起こしてまで「敵」は
何を得ようとしていたのか?ここに焦点を当てながら体験版の
範囲で考えると理由がないとか無差別とかそういった感じでは
ないと思ったので、それをするに足りる理由に 納得 出来るかが
「敵」のキャラクターのしての魅力に影響すると私は考えます。
結論として本作の「敵」は私の求めたものを十分には満たせ
なかったので、その辺りも考慮して最終的にキャラクターの
評価はこうなりました。もし十分に満たせていればもう一段
上の評価になっていたでしょうね。
Hシーン
回想シーンに各ヒロイン 4 回ずつ収録されています。プレイに
ついては特にパイ○リとフェ〇以外は特に変わった物はない
ですね。グラフィックでも書きましたけど私は胸への違和感が
気になってじっくりと見れなかったです。そもそもそこまで
エロさを感じるプレイは少ないと思います。あえて言うなら
無知なユネをじっくりとエロくしていく。という流れは人に
よってはハマるのではないかなと思ったぐらいですね。
最後に一言
インパクトを重視するか。総合的に見るか。どちらを優先
するかで評価が分かれると思います。
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