タイトル名   メーカー、ブランド名   総プレイ時間  
ユキイロサイン   Wonder Fool   15 時間前後  
                                       
シナリオ    グラフィック   音楽    キャラクター   総合点数    個人的評価  
B+(23/30)    B+(15/20)   B+(15/20)   A+(24/30)   B+(77)    B+  
 
総評

ほんの些細なきっかけや誤解でここまで変わるものなんだな
というのが本作をプレイして感じた事ですね。ただ、それも
青春らしいといえばそうですね。各項目の評価は全て及第点
以上で文句なく 良作 の範疇ですが、これ以上は点数が伸びる
余地はないと思っています。とはいえ 大きな 不満点はなく
冬の田舎で繰り広げられる青春劇 としての完成度は十分な
レベルだと言えますね。

あらすじとプレイについて

簡単にまとめると 雪国の片田舎に住む主人公。友人や幼馴染と
変わらない日常を過ごしていた。しかし、そんな日常が変わる
予感がしていた。これは、これからとこれまでのひと冬。ただ
1 つの季節が巡る日々の物語である(一部公式サイトより抜粋)
という感じですかね。
 
総プレイ時間は 15 時間前後ですね。共通ルートは 2 時間前後。
個別ルートはそれよりも少し短いぐらいです。選択肢も 1 つ
しかないですが、各個別ルートクリア後にシーン回想で新しい
ものが追加されます。まあ、大半がHシーンですが、少しだけ
各ヒロインと主人公のその後が描写されていますので、見て
おくことをおススメします。攻略順に関しては美玖を最後に
プレイした方がいいと思いますが、絶対にそうするべきだと
言えないのが難しいです。美玖の個別ルートを先にプレイして
いれば、スヴェや香子の個別ルートのとある部分での美玖の
感情の動きに納得出来る事も多いので。ただ、これはスヴェや
香子にも言える事なので、私としてはやっぱり美玖をラストに
持っていく方がいいかなと思いますね。そうなるとスヴェと
香子のどちらか先の方がいいかという話になりますが、一応
香子を先にプレイする事をおススメします。理由としては
とあるキャラクターの登場の有無ですね。まあ、これも絶対
ではないです。とりあえず私の攻略順のおススメとしては
香子→スヴェ→美玖 ですが絶対にそうする必要はないと
いうのが結論です。

シナリオ

全体的な流れとしては、一番最初に軽く各ヒロインの心情を
描写してから、穏やかな日常を描写していきます。そして
その後にとある選択をしてからが個別ルートに入ります。
個別ルートでは些細な選択ときっかけから苦悩したり反発
したり、ぶつかったりしながらも暖かな結末へと向かって
いく感じですね。
 
良いか悪いかは人によって意見が分かれますが、基本的には
公式サイトのコンセプトの説明通りです。だからこそ、その
部分を期待してプレイした人をガッカリさせるような内容では
ないとハッキリ言えます。ただ、それ以上のものを期待した
場合はその期待に答えられたかというと怪しいですね。私は
スヴェや香子の個別ルートはハッキリと言えば、想定以上の
内容では無かったと思っています。コンセプトの「絆。半目
和解」という部分からおおよその個別ルートの流れを想定
していましたが過程はともかくとして、流れの方はそこから
外れはしなかったです。そして美玖の個別ルートもそれは
変わらなかったです。ただ、美玖の個別ルートでは想定外の
人物とのやり取りがありました。これが私は大変気に入って
いますね。私の私情を抜きにしても、このやり取りは正しく
青春 と言っていいはずです。そういった描写はスヴェや
香子の個別ルートでは無かったので、ここは評価するべき所
です。後は気になった点として、香子との出会いで語られた
内容がほとんど活かされなかった所ですね。てっきり香子の
個別ルートでの伏線だと思っていたのですが…あれは一体
何だったんでしょうね?

グラフィック

多くの人が想像する雪国の綺麗な背景を表現していましたね。
キャラクターの一枚絵はちょっと塗が濃いかなとも感じましたが
こちらも悪くないと思います。一枚絵の中ではスヴェが主人公の
家ので叫んだ場面が好きですね。スヴェの良さと可愛さがよく
表現出来ていたと思います。ただ、それを上回る程に美玖の個別
ルートの最後で表示された一枚絵が好きです。その前の流れも
含めてあれは一種の 反則 だと思っています。

音楽

BGMなら回想収録の 1 番 5 番 10 番 辺りが好きですね。
5 番と 10 番 は変わらない日常の描写のイメージによく
合っていました。 1 番については本編全体を通しての
イメージソングという印象ですね。後は 19 番はあの場面で
流すには少し明るすぎないか?という気持ちがあります。
次にオープニング曲とエンディング曲についてですが、まず
オープニング曲が意外と暗めな印象を受けました。本編の
事を考えると明るくし過ぎな曲も良くはないと思いますが
少しイメージに合わない気がします。曲自体のクオリティーは
高いので大きな不満はないですけどね。エンディング曲の方は
各ヒロイン事に存在しています。その中で一番を選ぶなら
即答で美玖のエンディング曲である「僕らの記憶」になって
しましますね。まあ、これは仕方ないです。歌詞や曲調も
良いですが、タイトルが 素晴らしい んですよね。この
ゲームの良さを引き出した良い曲ですね。

キャラクター

3 人のヒロインの中ではスヴェが一番好きです。シナリオを
考慮するなら美玖になるんですけどね。香子も多少の自虐が
入りったり不安定になったりする場面もありますが、覚悟を
決めた場面での潔さは普段との ギャップ で魅力的に感じます。
美玖も付き合ってからのデレデレの甘さと普段との落差は
とっても良いです。ただね。スヴェの天真爛漫さと告白シーン
での可愛さは素直に良いものだと感じます。うん。そして
サブキャラクター達も香子の個別ルートでの結。美玖の個別
ルートでの柊佳。スヴェの個別ルートでの皐。それぞれに
本作のコンセプト実現するために良い動きをしていましたね。
そして主人公と美玖の幼馴染にして親友の広中が、大変良い
キャラクターでした。全てのヒロインの個別ルートで主人公と
ヒロインが結ばれるために地味ながら一役買っていました。
ただ、それだけでなく美玖の個別ルートの終盤での主人公との
やり取りは正しく青春の 1 ページなのではないでしょうか?
最後に主人公ですが、主人公にしては少し印象が薄い部分も
ありますが、個人的には美玖の個別ルートでの美玖との過去。
そして広中とのやり取りの場面では輝いていたので、総合的に
見ればそんな事はないかなと思っています。

Hシーン

回想シーンに各ヒロイン 4 つ収録されますが、その内 1 つは
各個別ルートクリア後に追加される形です。プレイについては
パ〇ズリとフ〇ラぐらいでそこまで変わった物はないです。
ただ、追加された H シーンに関しては衣装(美玖はそう言って
いいのか疑問ですが)の変化と本編後のシーンという事もあって
頑張っていたと思います。

最後に一言

本作は優等生という感じですね。


 
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